1991-09-20 第121回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号
○参考人(百瀬宏君) それは、主としてソ連に対する対応の仕方という点でございますね。つまり、ソ連に対して自主的な外交をやっていくためには非常に粘り強い取り組みが大切である。理念的には反発することもあるいはただただ譲歩していくこともまずい、それはやはり一つの一定のプリンシプルを立てながらできるだけプラグマティックに譲歩する。それはソ連の力が強大だったからまでだというふうに言えばそうですけれども、小国の
○参考人(百瀬宏君) それは、主としてソ連に対する対応の仕方という点でございますね。つまり、ソ連に対して自主的な外交をやっていくためには非常に粘り強い取り組みが大切である。理念的には反発することもあるいはただただ譲歩していくこともまずい、それはやはり一つの一定のプリンシプルを立てながらできるだけプラグマティックに譲歩する。それはソ連の力が強大だったからまでだというふうに言えばそうですけれども、小国の
○参考人(百瀬宏君) ただいまの御質問の点でありますけれども、これは先ほどのお話の中にもちょっと出てまいりましたけれども、いわゆる先進国というのは早々と公害を体験して、それに対する対策もいろいろと練ってきた、またそういう対策を練る余裕もあったと。ところが、それに対していわゆる後発国の国々、これは先進国によって以前は植民地など犠牲にされていたような国々も含めまして、そういうところは開発にあるいは工業化
○参考人(百瀬宏君) 百瀬でございます。 先ほど、西岡参考人から我が国の研究者は環境問題で貢献していないじゃないかという御指摘がございまして、大変に耳の痛い御指摘でございました。私などは国際関係とかあるいは国際政治の研究に携わっているわけでございますが、実は、我が国では国際政治の分野で環境問題を取り上げる、そういう試みがまだまだ非常にまれなわけでございます。 日本国際政治学会というのがございまして